■ ID
| 1481 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 常圧分級装置Nanosamplerと低圧分級装置LPIにより捕集した粒径別ディーゼル粒子および含有成分の比較
|
■ 著者
| 柴田慶子
(株)いすゞ中央研究所 柳沢伸浩
(株)いすゞ中央研究所 塩谷健二
(株)いすゞ中央研究所 坂本和彦
埼玉県環境科学国際センター
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 大気環境学会誌、Vol.47、No.6、270-277、2012 |
■ 抄録・要旨
| 従来の低圧分級装置を用いる粒子捕集では、低圧段に揮散の影響があるとされながらもその影響度合いについての報告は一部に留まっていた。本研究では、市販の常圧分級捕集装置のNanosamplerを用いて、ディーゼルエンジンから排出された粒径別粒子質量とその含有成分である炭素および多環芳香族炭化水素量について従来型低圧捕集装置と比較し、低圧による揮発の影響を調べた。ディーゼルエンジン後処理システム非装着条件下では、Dp:<0.1μmにおいて約120℃で揮発する有機炭素の量は低圧分級装置よりも常圧分級装置の方が約370倍多かった。同じ粒径において多環芳香族炭化水素のBaA、CHRおよびBbF+BkFの量は低圧分級装置よりも常圧分級装置の方が約3倍多かった。低圧分級装置で捕集した粒子の超微小粒子含有粒径では、特に有機炭素の揮発の影響が疑われるとともに、市販された常圧分級装置の方がそれらの影響を受けにくいと考えられた。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |